都営大江戸線新御徒町駅近くの旧小島小学校内「台東区中小企業振興センター」(台東区小島2)で11月11日、ビジネスマッチングイベント「SWBS(SME World Business Support)」が開かれる。
海外進出に意欲的な中小企業と、それをサポートするパートナー組織、国や自治体、中小企業支援機関、金融機関との出会いの場として開く同イベント。第1部は基調講演、第2部は3部屋に分かれてプレゼンターによるピッチ大会、第3部は交流会を予定している。
6回目となる今回は、「インバウンドビジネス」「クールジャパン」をテーマに、パートナーから訪日外国人をターゲットとしたビジネスや海外市場における日本製品・コンテンツの最新情報に関する支援内容を紹介する。講演では国内外で評価を受けている紙の器「WASARA」(松が谷1)代表の伊藤景一郎さんから、海外展開で苦労した点や成功事例などを聞く。
プレゼンターは、国際ファッションセンター、JTBコーポレートセールス、洗車の王国、日本ハラル開発推進機構、パイオニアVC、ワールド・ビジネス・アソシエイツなど。ピッチ大会は1社あたり10分程度を予定し、プレゼンターが個別相談にも応じる。
これまでに同イベントから、販路拡大のために海外人材の活用を検討している製造業と外国人留学生をはじめとした海外人材の紹介をしているサポーターとのマッチングや、ネーティブによる翻訳の質が評価され翻訳業務の依頼を受けた、などの成功事例が生まれた。
中小企業基盤整備機構の柘野優輔さんは「日本には中小企業の海外進出に関するさまざまな支援があるものだと、イベント開催のたびに驚かされる。かゆい所に手が届く、満足する支援・パートナーがきっと見つかる」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時30分~19時30分。入場無料(交流会参加社は1,000円)。第1部の基調講演は先着60人・要申し込み。