浅草公会堂向かいの「浅草芋餅堂」(台東区浅草1、TEL 090-8778-7062)がオープンして3カ月がたった。
北海道では多くの家庭で作られる最もポピュラーなおやつで「ソウルフード」とされる芋餅を販売している同店。「専門店としては日本初ではないか」と同店代表の児玉さんは話す。
北海道で農業に関する事業を行うオーナーが「北海道の食や味を広めるならば国内外から大人も子どもも集まる浅草がいい」と考え出店したという。浅草に「食べ歩きのメッカ」というイメージを持っていたことから、商品を手軽に食べられる芋餅に決めたという。
芋餅とは、ふかしたジャガイモにでんぷんを加えて練ることで「餅」のような粘りのある生地をフライパンで焼いて食べるのが一般的とされる。同店ではヘルシーで、より素材のおいしさを生かした商品となるよう、イタリア産の100%純正オリーブオイルを使い「外はパリッと、中はもちもち」に揚げているという。味は「プレーン」「砂糖」「きな粉」「バターしょうゆ」の4種類で、材料のジャガイモ、でんぷん、きな粉、バターは全て北海道産を使用している。
注文が入ってから揚げるため出来たてを提供でき、テークアウトの場合は味を損なわないよう、砂糖・きな粉・バターしょうゆを別の容器に入れている。
最近ではテークアウトをした客が、マヨネーズやチーズ、ジャムなどをのせてオリジナルの味付けを楽しむ様子がSNSで話題となっているという。今月24日には、こうしたアイデアを参考にこの日限定の「スペシャル味」を含め、1000個限定で提供する「いももち10円祭り」を開催する(1人10個まで)。
「これから寒くなるにつれ、出来たての芋餅はさらにおいしく食べてもらえる。より多くの方に北海道のおいしさを知ってほしい」と同店スタッフは笑顔で話す。
営業時間は11時~16時。水曜定休。