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アサヒ・アートスクエアの閉館決まる 「金のアレ」が無くなるとネットでざわつきも

浅草から見る景色の象徴的なモニュメント

浅草から見る景色の象徴的なモニュメント

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 吾妻橋東詰近くにあるスーパードライホール(墨田区吾妻橋1)4階のイベントホール「アサヒ・アートスクエア」が2016年3月、閉館する。

レーザーを照射したスーパードライホール

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 浅草から隅田川を望む景色の象徴でもある同施設は、建物上部に金色の巨大なモニュメントが載っていることでも有名で、1989年、アサヒビール創業100周年記念事業の一環として完成した。

 若手アーティストの作品展示を中心に映像や音楽、美術などの文化活動や舞台公演を行うが、26年が経過し老朽化が目立つようになった。今後も「ホール」として使うには補修が必要となったため閉館を決めたという。同スペースのほか1階~3階はレストランフロアで、施設自体は存続する。

 隣にはビールジョッキをイメージした「アサヒビールタワー(アサヒグループ本社)」があり、浅草側からの眺めには東京スカイツリーもファインダーに収まるため、多くの観光客の写真スポットにもなっている。

 ところが同スペース閉館のニュースが流れると、「建物自体が閉館するのでは」との臆測が広まり、取り壊されることを心配する声が上がった。その多くは屋上の「モニュメント」を案じるもので、SNSでも話題が集まった。その後、建物は解体しないことがホームページに掲載されると安心した声が聞かれ、同施設担当者は「直接の問い合わせや混乱も特になかった」と話す。

 さまざまな「通称」に比喩されるモチーフの建造物だが、実際は上部にそびえる「炎のオブジェ」と聖火台を模した「土台」で構成している。11月4日から「東京2020オリンピック競技大会」「東京2020パラリンピック競技大会」の開催まで、日数をレーザーでカウントダウン照射する「デイカウンター」を設置した。

 独特のフォームはこの先もしばらく、浅草のシンボルとしてその姿を見ることができる。

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