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「どんぶりグランプリ」決定 したまちフードフェス、1カ月の「戦い」に幕

「割烹さいとう」の斎藤さんと服部区長

「割烹さいとう」の斎藤さんと服部区長

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 浅草文化観光センター(台東区雷門2、TEL 03-5246-1111)で11月11日、「したまちフードフェス in たいとう 2015 どんぶりグランプリ」の表彰式が行われた。

区長や事務局メンバー、入賞店舗のみなさん

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 9月18日から1カ月間におよび、参加77店舗で競われた「どんぶりグランプリ」を制したのは、「割烹さいとう」の「海鮮丼具大盛り」(1,050円)で、2位以下に大差を付けての総合優勝となった。

 今回の総来客数は7万7882人、丼提供総数1万6123食、投票総数は1万1476票で、昨年と比較して全体的に1.5倍の反響があったという。

 表彰式には台東区の服部征夫区長も訪れ、「飲食店の多い浅草で『食』や『もてなし』の文化を大切にしていきたい」と話し、食を通じた地域活性化を図る同イベントにエールを送った。

 グランプリを獲得した同店は、鮮魚店を営む傍らで始めた日本料理店で、魚介類の新鮮さやボリューム、値段の手頃さから、開店前には行列ができるほどの人気店。今回出品した「海鮮丼具大盛り」はその日に入ったいいネタを15~20種類ほど載せた海鮮丼で、豪快さと味、コストパフォーマンスで票を伸ばしたという。店主の斎藤さんは「まさかグランプリを獲得するとは思っていなかった。帰ってスタッフ全員とこの喜びを分かち合いたい。これからも『食』で地域を盛り上げていきたい」と笑顔を見せた。

 実行委員長の桜井正人さんは「4年目となった『したどん』が街にしっかりと根付いて、さらなる地域の活性化を図りたい。いつか、今までの全参加店を一堂に集めてフードフェスを開催したい」と展望を語った。

 事務局各担当者は自ら店舗を回り、街頭PRから手作業での集計など、時間と体を使ってイベントを運営、11月末まで景品などの発送作業に追われるという。参加店舗からは事務局への感謝のコメントが数多く聞かれた。

 各部門の1位は、500円の部=Don!タツタ。(やきとりふなちゅう)、501円~1000円の部=もち豚カルビ丼(マルハ酒場)、1001円~2000円の部=海鮮丼具大盛り(割烹さいとう)に決まった。

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