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アパレルブランド「yohaku」浅草本店が6周年 本社で展示会も

「yohaku」展示会で発表されるコーヒー染Tシャツと、代表の渡辺展行さん(左)

「yohaku」展示会で発表されるコーヒー染Tシャツと、代表の渡辺展行さん(左)

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 雷門近くのアパレルブランド「yohaku」浅草本店(台東区浅草1、TEL 03-6801-6261)が6月9日、6周年を迎える。運営はサンカ―べ。

竹墨染のTシャツ―竹炭で染めた墨色の綿と白の綿、2色を混ぜた糸から作られた

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 もともと他社ブランド製品の製造(OEM)を行っていた同社で、工場の製造工程で出る残反(ざんたん)を使い自社企画の服作りを始めたことが設立のきっかけとなった同ブランド。「捉えどころがなく流行に縛られない服」という意味を込めたという。

 社長の渡辺展行さんはブランドからのオーダーを受け、製作が難しいデザインを低コストで大量に作るため、工場や職人に何度も相談をするという現状に疑問を感じ、従来のデザイナー主体の服作りとは違った「現場主義」の服作りを思いついたという。

 「新しい発想を思いつくデザイナーはもちろんすごいが、それを形にする職人もすごい」と、渡辺さんは技術や知識を習得するために、多くの工程を任せる秋田の工場に自ら出向き現場作業を学んだ。「服をデザインする側と作る側の距離が近いことが『yohaku』の強み」と話す。

 残反から作る服や京都の染色会社で一つ一つ手刷りで染める「手捺染(てなせん)」の服など、素材・加工・縫製といった多くの工程に、日本各地の工場や職人が持つ技術と知恵を取り入れ、新しい服作りにも取り組んでいる。

 今後について、渡辺さんは「鳥越にある本社の1階にショップを併設した共有スペースを作る予定。ワークショップなどを行い、社屋を『開かれた場』として地域に発信したい」と意気込む。

 5月27日・28日には本社(鳥越2)で同ブランドの展示会を開催、新作のコーヒー染めTシャツや秋冬商品の展示・販売も予定する。

 主な商品は、竹墨Tシャツ(5,940円)、ワンピース(8,208円)、ズボン(1万880円)など。

 営業時間は11時~20時(日曜・祝日は19時まで)。展示会は鳥越本社で開催。11時~18時。

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