浅草エリアを中心に北側(通称:奥浅草)一帯で10月14日、地域イベント「浅草エーラウンド 2016秋」が開催される。主催はエーラウンド実行委員会。
革靴生産出荷額日本一とされる同エリアを中心に、通常は非公開の革靴作り現場などを巡る同イベントは、今回で7回目を迎える。
参加企業・店舗は革関連の工場や工房公開のほか、地域の飲食店や雑貨店などブース出展を含め102組に及び、革問屋や製靴工場、店舗を訪問し職人や店主と触れ合うことができる。
期間中はイベントも予定し、150年の街と革産業の歴史を伝える展示や靴職人の実演、浅草発信の革製品ブランド「TOKYO L」プロジェクトの経過展示のほか、革の小物作り体験や、子ども向けワークショップなども出店。このほか「靴ができるまでツアー」や「浅夜一夜めぐりツアー」など全11コース、所要時間90分~3時間程度のテーマ別ツアーも予定する。
日本有数の観光地として知られる浅草だが、同イベントでは明治維新から約150年を経て革靴作りの伝統がある街としてもPRする。浅草の南に位置する「蔵前」や「清澄白河」(江東区)周辺などは、次世代が展開する新たなコンセプトを提案する店舗や施設が増えている。実行メンバーは「浅草エリアでもムーブメントを感じさせる店舗や施設を訪問する機会を増やし、街の魅力を伝える取り組み」として、今後の活動にも期待を寄せる。
営業時間やイベント内容は店舗などによって異なる。今月16日まで。