浅草の都立産業貿易センター台東館で12月8日・9日、「第95回東京レザーフェア 2017-18 A/W Collection」が開かれる。主催は協同組合資材連(台東区)。
同フェアは、毎年150社以上の企業が参加し、浅草では恒例行事となりつつある日本最大規模の革のトレードショー。皮革需要の拡大、革業界の発展を目的に、革が持つ新たな可能性や魅力を模索し、日本から世界に向けて発信する。
今回は通常秋冬物で使われることが多い革素材を春夏のファッションに取り入れ、日本の革加工技術を生かした「軽く、柔らかい革素材」で新たな革の需要を見いだす。目玉のオリジナルレザーファッションショーを担当するのは、デザイナーの坂部三樹郎さんと、第94回TLFのコンペを勝ち抜いた3企業。1907(和暦○)年創業の老舗で高いタンナー技術を持つ「ニッピ・フジタ」、革すきを専門とし、さまざまな加工技術を持つ「墨田革漉(かわすき)工業」、靴のクリームや仕上げ剤の老舗「コロンブス」の3社が「革製品の新たな未来を創り出そう」とコラボする。
ファッションショーは8日13時~と15時30分~、9日11時~と13時~の全4回。革すきやパンチング、エナメル加工などで春夏の軽やかさを演出するという。柔らかいピッグスエードを全面に使ったコートやワンピースなども披露する。
そのほか、「浅草ものづくり工房」の若手クリエーター9組の作品展示、トレンドセレクションの展示やガイダンス、世界最大の素材見本市「リネアペッレ」の総責任者アントネッラ・ベルタニンさんのセミナーなども予定する。
開催時間は9時~17時(9日は16時30分まで)。入場無料(受付で名刺の提示が必要)。