台東区発足70年 区立文化施設4館入場無料など記念事業

デジタルサイネージを設置した浅草文化観光センター

デジタルサイネージを設置した浅草文化観光センター

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 台東区が3月15日、区発足70周年を迎え、1年間を通じてさまざまな記念事業を行う。

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 第1弾は、区立文化施設4館(下町風俗資料館、一葉記念館、朝倉彫塑館、書道博物館)を区内在住・在勤者問わず入館無料にする。

 浅草公会堂(浅草1)では3月18日、「第33回 浅草芸能大賞」を開催する。大賞の俳優・加山雄三さん、奨励賞の漫才師・ナイツさん、新人賞の歌舞伎俳優・尾上松也さん、記念行事の「浅草名人芸」に出演するマギー審司さん(マジック)、林家あずみさん(三味線漫談)、神田鯉栄さん(講談)などが参加を予定する。

 2016年の年間観光客数が5000万人を突破した同区では多くの観光施策の実施を予定する。2019年ラグビーW杯、2020年東京オリンピックで、国内外からの観光客に向け、4カ国語表記の観光案内板のリニューアルやフリーWi-Fiを整備するほか、飲食店向けにハラル認証取得助成や外国語メニュー普及促進などを進める方針という。

 観光課観光担当係長の平林正明さんは「70年の節目を迎え浅草など区内の観光スポットや日本文化体験の観光コンテンツを海外に紹介していきたい」と話す。3日からは雷門前の「浅草文化観光センター」にデジタルサイネージを設置するなど、サービス拡充を進めている。

 1947(昭和22)年、旧下谷区と旧浅草区が合併して成立した同区。区名は上野の高台の「台」、上野の東に位置する下谷と浅草を表す「東」を組み合わせたもので、中国の漢字辞典である「康熙(こうき)字典」には「日出る処、衆人集まって栄える場所」というめでたい意味でも載っている。

 区立文化施設4館入場無料は3月20日まで。

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