鳥越の「おかず横丁」(台東区鳥越1)で8月6日、蒸気機関車「C63」のミニSLが走行する。主催は鳥越一丁目町会および同町会青少年部。
鉄道員養成を目的に創立した岩倉高校(上野7)工作研究部が制成した同模型は、1956(昭和31)年に国鉄最後の蒸気機関車として設計された「C63」の8.5分の1スケール。「C63」は当時の高度成長期とともに鉄道の急速な電化・ディーゼル化の影響を受け、製造されなかった「幻の機関車」と言われている。全長は220センチメートルで3人乗り。本物の蒸気機関車同様、石炭と水で蒸気を作り全長40メートルのレールを走行する。
同イベントは「おかず横丁」で同日開催するスイカ割り大会の特別企画として実施。スイカに見立てた風船を割るスイカ割り、かき氷やフランクフルト、焼きそばなどの飲食系屋台やヨーヨー釣りなども予定する。企画した台東区まちづくり協力員会の会長、毛塚雅清さんは「幻のC63をぜひ見に来てほしい。子どもはもちろん、鉄道好きにも喜んでもらえるイベントしたい」と来場を呼び掛ける。
実行委員長の同商盛会鳥越本通り商盛会(おかず横丁)会長・横山欣司さんは「この企画は間違いなく子どもたちが喜ぶと確信した」と自信を持つ。
開催時間は13時~16時。乗車には当日配布される無料整理券が必要。