食べる 見る・遊ぶ 暮らす・働く

浅草に「だし」専門の自動販売機 ボトルに「焼きあご」「焼宗田節」漬かる

通常の飲料用とは違う雰囲気を感じる「だし」の自販機

通常の飲料用とは違う雰囲気を感じる「だし」の自販機

  • 286

  •  

 つくばエクスプレス浅草駅近くの時間貸し駐車場(台東区浅草2)に、「だし」専門の自販機が設置され話題となっている。運営は二反田醤油(広島県江田島市)。

「焼きあご」が入った商品サンプル

[広告]

 白い筐体(きょうたい)に「だし道楽」と大きく書かれた同自販機は今年3月に設置された。日常に見掛ける飲料用と違い、商品ディスプレーは上下2段のみとシンプル。上段には「焼きあご入り」、下段には「焼宗田節入り」だしのサンプルボトルがそれぞれ10本ずつ横に並ぶ。

 商品はペットボトル500ミリリットル入りで価格は各700円。「焼きあご」と「焼宗田節」がそれぞれ漬かっていることが見た目にも分かる。1本で約13杯分のうどんだしを作ることができ、そのままでも「釜玉うどん」や「卵かけごはん」にかけられる。希釈すれば「鍋」や「炊き込みごはん」にも使えるという。

 自動販売機の営業について専務取締役の二反田圭児さんは「店頭で取り扱っていたところ広島土産として購入されるケースが増え、広島以外での購入の問い合わせが多くなった」と話す。当初は九州や岡山をはじめ大阪に展開、全国へ広げたという。

 「珍しさや口コミで購入していく人が多い」という同自販機。1日平均25本程度売れており、冬に入るこれからの季節は販売増を見込む。二反田さんは「反響も大きいので今後も増設していきたい」と話す。

 10円以上の硬貨と1,000円札に対応。商品は冷蔵で販売。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース