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西浅草にビーガン専門のコンビニ ファミレス併設、全国展開を視野に

気軽に立ち寄れるコンビニスタイルの店内

気軽に立ち寄れるコンビニスタイルの店内

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 つくばエクスプレス浅草駅近くのかっぱ橋本通りにビーガンコンビニ&ファミレス「VEGAN STORE」(台東区西浅草2)がオープンして1カ月がたった。オープン日は12月3日で、経営はグローバルミーツ。

オーガニック野菜が彩りよく並ぶ

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 提供する全ての商品と料理が植物性という同店。原材料表示を気にしない商品購入と、ビーガンの食事ができる身近な環境作りを目指して出店した。

 コンビニコーナーは便利さを特徴に、食品や雑貨などを陳列。ビーガン認証マークを取得した商品を優先的に取り扱い、認証マークが無い商品は同店の商品選別チームが調査・確認して販売する。おにぎり、サンドイッチ、総菜、弁当類、ホットスナック、ビーガンソフトクリームなど自社製品は全て店内調理で提供。

 飲食スペースはファミレスとして展開し、料理は全てのビーガンが食べられるよう、五葷(ごくん)とグルテンを使わないメニューをそろえる。全国のオーガニック野菜を取り扱う「FRIDGE」から届くものを使い、年齢を問わず食べられるメニューを心掛け、パン、ビーガンチーズ、ナッツミルク、麺類も店内で製造する。

 代表の鈴木翔子さんは「客層は当初、外国人観光客を想定していたが、沖縄や青森から訪れる日本人やビーガンじゃない人も来店している」と話す。オープン後は近所に住む日本人の姿も多く見られ、「この店は1号店。ここから自社製品の製造工場化や全国展開を目指したい」と意欲を見せる。今夏は自社で輸入できる体制が整う予定で、コンビニの新商品も拡充する。

 今後は群馬県に自社専用農場を契約予定で、農業支援をしながら仕入れ食材のコストを削減、自社メニューを安く提供することを目指す。4月にはニューヨークで約1週間、テスト出店を予定。日中はファミレススタイル、夜は居酒屋風に、日本食中心のビーガンメニューを紹介するという。

 鈴木さんは「フレンチ、イタリアン、和食、中華のように、ビーガンを食事のカテゴリーとして垣根を低く提案したい」との思いがあり、「『ビーガンを食べに来た。うちの近くにも作ってほしい』という来店客の声がうれしい」とも。

 メニューは、豚キムチ丼(1,100円)、オムライス(1,320円)、牛丼(1,100円)、kombucha(単品=770円、料理とセット=550円)。

 営業時間は6時~23時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。

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