体験型「香りのものづくりストアinimu(イニム)」(台東区浅草2丁目1-5)が浅草にオープンして、9月26日で1カ月がたった。経営はキャライノベイト(花川戸2丁目10-8)。
店のコンセプトは「つくるを楽しむ交流場」。「香りを作る、ものを作る、つながりを作る」を中心に、さまざまな「つくる」を体験できる空間として開いた。
店名の「inimu」は、漢字の「伝」をカタカナに分解して「イニム」と読めるところから名付けたという。社長の清水篤さんは「商品を単純に販売するだけでなく、商品の背景をしっかりと『伝えて』いく店でありたい。現在の香り商品は完成品の提供が当たり前とされているが、当店はお客様一人一人に向けオリジナルをより強めていける商品を一緒に作っていける店にしたい」と話す。
1階では香りの商品を販売するほか、ドリンクスタンドを設ける。商品は、香り(1,500円)、ボトル(300円~)、スティック(500円)などを選べるほか、好みのリードディフューザーを作ることができるDIYディフューザー(部材売り場)も用意。ドリンクスタンドでは、香り商品で使った生産地の原料を使ったドリンクを販売。国産ユズを使った「ゆずソーダ」(300円)などを提供する。
2階はワークショップスペース。26種から香りを選ぶ香水作り体験を提供する。今後は、日本各地の香りの産地や蒸留所とオンラインでつなぐオンライン型ワークショップや、蒸留器で作った香りを使うワークショップなども開催予定。
清水さんは「日本の観光地でもある浅草から世界に、日本の香り文化を発信していく思いを込めて、この地を選んだ。香り商品に加えて職人や作り手たちのさまざまな商品や、地元・浅草との取り組みなど、新たな発見がある店を目指していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~18時。月曜定休。