吉原大門近くに、手打ちそば酒場「吉原 もん」(台東区千束4、TEL 03-5808-9336)がオープンして3カ月がたった。
同店では、外皮だけをきれいに取り除き、割れずにそのままの形をとどめている「丸抜き」というそば粉を店の奥の石臼でひき、手打ちのそばを提供する。「手打ちというのであれば、自家製粉からでないと意味がない。自分で石臼をひくのは、自分のやりたいそばを作りたいから」とオーナーの関真光さん。「石臼でひいたそばの味と香りをもっと多くの人に知って楽しんでもらいたい」とも。
オープンしてまだ日が浅く「落ち着いていないが、やりがいを感じている。近所の人たちがおいしいと喜んでくれるのが励みになっている。頑張るのみ」と関さん。吉原大門すぐというロケーションであることから「観光客にももっと来てもらえたら」と話す。
同店には、県外ではめったに飲めないという宮崎の焼酎「日南娘(ひなむすめ)」のシリーズが用意されており、1年に一度きりの蔵出し品である「日南娘 無濾(ろ)過」も味わうことができる。
主なメニューは、せいろ(500円)、かけそば(600円)、辛味大根そば(700円)、とろろそば(800円)、肉汁(900円)、地鶏汁、鴨きざみ汁(以上1,000円)、天そば(1,100円)、焼きみそ(350円)、酒盗(400円)、自家製かま天(500円)、しらすトーフ(600円)、天ぷら(300円~)など。
ドリンクは、生ビール(500円)、酎ハイ(300円)、生レモンハイ、そば茶割り、ブラックニッカハイボール(以上350円)、酎ハイもどき(ノンアルコール)、コーラ、俺のカルピスソーダ(以上200円)、日南娘(500円~)、そば焼酎「玄庵」「秋そば」(以上450円)など。焼酎ボトルは「キンミヤ」「うまいものはうまい」(以上2,500円~)、芋焼酎「ややこしや」(4,000円)など。
今後について関さんは「そばは体にいいので、たくさん食べてほしい。人が増えたらランチもやりたいし、そばの種類を増やしたい」と意気込む。
営業時間は17時~翌4時(日曜・祝日は翌2時まで)。水曜定休。