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駒形に「バルニバービ」が仕掛ける2店 居酒屋と希少和牛鉄板焼き店

「ボン花火」内装

「ボン花火」内装

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 都営大江戸線蔵前駅近くに、「バルニバービ」(蔵前2)が手掛ける居酒屋「ボン花火」と、鉄板焼き「焼くろ澤」(台東区駒形2、TEL 03-5830-1180)がオープンして2カ月がたった。

幻の和牛「土佐あかうし」

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 ビル1棟をリノベーションし、1~2階に「ボン花火」、3階に「焼くろ澤」の2店を展開。隅田川沿いに面する立地で、夏の風物詩として知られる「隅田川花火大会」を見ることもできる。

 「グッドモーニングカフェ」や「アスリート食堂」などを手掛ける同社は2011年、東東京エリアから新しいカルチャーを発信する「イーストプロジェクト」を仕掛け、第1弾として複合商業施設「Mirror(ミラー)」(蔵前2)を立ち上げた。今回は広域浅草エリアでは2カ所目のプロジェクトとなる。

 「ボン花火」は、「笑顔で花火が打ち上がる」をテーマにお好み焼きと鉄板料理、クラフトビールをメーンに提供。スタッフが稲刈り体験した日本酒やクラフトビールは月ごとに入れ替える。店舗責任者の島貫博至さんは「毎日『ボン!』と大きい花火を打ち上げる気持ちで、下町ならではのフレンドリーで活気あふれる店を目指す」と意気込む。

 「焼くろ澤」は、同社では初めてシェフの名前を店名に付けた。高知県でのみ育つ「幻の和牛」と呼ばれる希少な「土佐あかうし」を使ったコース料理を提供。調理はオープンキッチンで行いライブ感を楽しめる。シェフの黒澤淳二さんは「土佐あかうしは赤身と脂とのバランスがよく、年配の客にも好評。素材のこだわりを知って楽しんでもらいたい」と話す。

 同社には建築士やデザイナーが在籍し、解体やペンキ塗りまでスタッフ総勢で手掛けるという。広報担当の藤井菜央さんは「一から店を作り上げる楽しさと、数年かけて店を育てる楽しさがある」と話す。「こんなところになぜ?と言われる場所に店を作って、エリアを盛り上げる試みを続けている」とも。

 営業時間は、「ボン花火」=11時30分~14時30分、17時~23時(土曜・日曜・祝日は11時30分~23時)、「焼くろ澤」=17時~22時。

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