蔵前の国際通り沿いにレディースバッグと革小物ブランド「calede checli(カレド・シェクリ)」のアトリエ兼ショールーム(台東区蔵前3、TEL 03-6240-9158)がオープンして3カ月がたった。
卸をメーンに取り扱う同店は、「一般客にも広く製品を手に取って見てもらいたい」とアトリエにショップ兼ショールームを併設、小売りやオーダーメードにも対応する。店主自らがデザインしたというシックな内装の店内は、半地下と1階、中2階の3フロアを生かした造り。
代表の額賀雄一郎さんは、イギリスのノッティンガム・トレント大学でファッションデザインを学修。ファッションブランド「Alexander McQueen」でインターンを経験後フランスに渡った。パリのインスティチュート・フランセ・デ・ラ・モード大学院で「CHANEL」とコラボレーションしてバッグを作ったことがきっかけで、バッグ作りに興味を持ち始めたという。
パリではタンナー(皮をなめす職人)が生き物を殺して実際に革を作り出す工程を見て衝撃を受けたが、出来上がった革の素晴らしさや美しさに感銘を受け「革製品を作りたい」と思うようになったという。
荷物を詰め込むバッグではなく、アクセサリーとしてファッションの一部に取り入れられるスタイリッシュなバッグを提案しようと2013年にブランドをスタート。革産業が盛んな浅草に近く、海外からの観光客も多い蔵前の地の利を生かしたいとアトリエを構えた。
額賀さんは「自分のバックグラウンドを使って、日本発信の革製品を海外に広めたい」と話す。「海外の展示会に出品することも多いので、今後はブランドに合った輸入雑貨なども店内で紹介していきたい」とも。
主な商品は、Blocシリーズ/ウォレット(3万2,000円)、Puzzleシリーズ/ポシェットバッグ、チェーンバッグ(以上4万4,000円)、カードフォルダー(1万4,000円)など。
営業日、時間は不定期。