![お付きを引き連れ練り歩くおいらん](https://images.keizai.biz/asakusa_keizai/headline/1396574849_photo.jpg)
浅草観音裏で4月12日、葉桜まつり「江戸吉原おいらん道中」が開催される。江戸開府400年を迎えた2003年に「八重桜を街路樹としたまちづくり」として始まった同イベントは今年で12回目。江戸情緒を今に伝える恒例イベントになっている。
おいらん道中は、吉原伝統の外八文字という特殊な足の運びで観音裏を練り歩く。重さ約30キロもの衣装を身に着けた太夫(たゆう=おいらん)が12人のお付きを引き連れているのも見どころの一つ。
遊女の中で最も格の高いおいらんを呼んで遊ぶ店を「揚屋(あげや)」といい、呼び出されたおいらんが客の待つ茶屋へ、揚屋から茶屋へと、美しく着飾りお付きを従え遊郭内を優雅に練り歩くことを「おいらん道中」という。その歴史は江戸時代にさかのぼり、庶民にも人気があったという。
当日はほかに、森晶子さんのステージ、児童・園児によるパレード、浅草花やしき少女歌劇団による歌謡ショーなども予定する。
開催時間は10時~。観覧無料。雨天順延。