
「キッズ伝統芸能体験発表会」が3月27日・28日、浅草公会堂(台東区浅草1)で行われる。主催は公益社団法人「日本芸能実演家団体協議会」。
キッズ伝統芸能体験は、「子どもと伝統芸能のこれまでにない出会いをつくる」プログラム。コンセプトは、「本物の体験」「日本的な感性の醸成」「伝統芸能の価値の発見」。子どもたちが体験できるプログラムは、「謡・仕舞」「狂言」「三味線」「しの笛」「小鼓・太鼓」「筝曲(こと)」「尺八」「日本舞踊」を用意。本年度は17回目の開催となり、これまでの総参加者は4600人に上る。
今年のプログラムでは全体で昨年9月に開講式を行い、以後、約300人の小中高生が、それぞれ選んだ演目の稽古に励んできた。浅草公会堂では、その集大成を披露する。
同協議会の和久井彩さんは「短期間で大きな舞台に立つ、子どもたちの成長に毎年驚きと感動を覚える。司会の葛西聖司さんには子どもたちの稽古のエピソードや芸能や演目のポイントについても触れていただくので、講師の方々の実演と併せ、初めて伝統芸能を見る方にも楽しめる発表会になる」と観覧を呼びかける。
発表会は3日間行い、「謡・仕舞」「狂言」のみ3月22日に国立能楽堂で実施し、その他全てを3月27日・28日に浅草公会堂で行う。観覧無料。各回で一般観覧者を募集しており、公式サイトの応募フォームで申し込みを受け付ける。