
餅つき・アート・茶道・書道・バーといった日本文化を体験できる店「半兵衛」(台東区浅草1)が7月28日、浅草にオープンした。経営はスマプラ(千葉県君津市)。
1階は、「よいしょ! よいしょ!」というスタッフのかけ声とともに餅つきが10回できる体験(1,000円、きなこ餅付き)を提供する「餅屋半兵衛」。2階ではアートを眺めながら餅や抹茶を味わうことができ、3階は完全予約制の「書道半兵衛」「茶道半兵衛」がある。4階は「半兵衛茶寮」として、日本酒飲み放題や日本料理を提供する。
社長の幕田(まくた)範之さんはもともとITアナリストとして20年間仕事をしてきた。その後、地元である君津市を盛り上げるために起業。さまざまな縁が紡がれて、竹害の問題に向き合う竹炭との出合いもあり、その後、グランピング施設・テントサウナを手がけることになる。
今年1月にイベントで餅つきを見て「これだ!」と感じたという。地元・君津で店を出すことも考えたが、観光客数などを考慮すると難しいと判断。方向転換して浅草出店に切り替えた。
「餅つきの魅力は、みんなでやることで一体感を味わえること。そこで声を出すから盛り上がるし、応援されている気になるし、みんなで楽しめる」と幕田さん。
1フロアは40平方メートル。10ツキチャレンジ(1,000円、きなこもち付き)、きなこもち(600円)、抹茶もち、キャラメルナッツもち(以上800円)。最初から餅つきをして食べるところまで体験するマスタープラン(1人5,500円、2人以上)も用意する。
幕田さんは「日本人・外国人にかかわらず、いろいろなお客さまに来てもらい、楽しんでもらいたい。その時に少しでもいいので、竹炭やアートにも触れてもらえれば」と話す。
営業時間は、餅屋半兵衛=9時30分~17時、茶道半兵衛・書道半兵衛=完全予約制、半兵衛茶寮=17時~23時。水曜定休。