
民芸品や春画を取り扱う「Welcome to Japan(ウエルカム・トゥー・ジャパン、略称=WTJ)」(台東区浅草2)が9月8日、浅草花やしき近くにオープンした。
取り扱う民芸品は全国各地から集めた一点物で、春画はポストカード・ポスターにプリントされたものを販売する。
店主の岡野我威さんは「民芸品は各地の職人の技術のたまもの。日本の職人技は本当にすごい。その技術を残していけるようにするため、海外の方にそのすごさを感じてほしい。春画は縁起物やアートとして取り扱われていた時代があった。邪(よこしま)なものとして捉えるのではなく、その芸術性・当時の時代を想像する一助として見直してみてほしい」と話す。
岡野さんは「当店で取り扱うのは、あまり他店では取り扱いが少ないような品々。これらに脚光を当てることで、日本の良さに気付くきっかけを提供していきたい」と考える。
一軒家の1階を民芸品、2階を春画用の販売スペースとして活用している。商品は、熊の木彫り(大8,000円、中6,000円)、こけし(大5,500円、小4,800円)、春画ポストカード(500円)、春画ポスター(5,000円)などをラインアップ。
「日本の文化が好きな外国人の方、日本について改めて詳しくなりたい日本人の方、どちらの方々にもぜひ、店に立ち寄ってほしい」と呼びかける。
営業時間は10時~19時。