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浅草寺で「泣き相撲」、子どもの健やかな成長祈る 市川團十郎さん家族も

「泣き相撲」を見守る市川團十郎さん

「泣き相撲」を見守る市川團十郎さん

 子どもの健やかな成長を祈る第36回「泣き相撲」が浅草寺(台東区浅草2)で4月25日、多くの観光客が見守る中で開催された。主催は浅草観光連盟。

「面脅し」の様子

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 1986(昭和61)年に浅草寺裏に復元された9代目市川團十郎の「暫(しばらく)」銅像の復元5周年を記念して始まった「泣き相撲」。その後も恒例行事として継続開催されている。

 「泣き相撲」は前年に生まれた子どもが対象で公募し、160人が参加する。相撲部の力士に抱えられ、先に泣いた子どもが勝ちとなるルール。一方の子どもが泣いてから10秒以内に他方の子どもが泣いた場合は声が大きい方が勝ち、双方とも60秒を数えて泣かない場合はお面を利用した「面脅し(めんおどし)」の技を使ってもよしとする。

 「暫」銅像の法要後、開会式では市川團十郎さんが家族で登壇。長女のぼたんさん、長男の新之助と3人それぞれあいさつを行った。團十郎さんは「今、子どもがどんどんと少ない時代。(泣き相撲に)参加する子どもたちが日本を支える未来として、より大きく育つ泣き相撲となるように、微力ながら精いっぱい泣かせられるように努力する」と話した。

 競技は3部で構成し、第1部では26組の取り組みが行われた。途中、「面脅し」を行う検査役を市川さん家族3人が担当し、鬼の面を使って子どもたちを泣かせようと努めた。

 台東区から参加した子どもの母親は「ちょっと最初どうかなと思っていたが、しっかり泣いてくれて勝てて良かった。元気いっぱいな声も大きくて良かった。生まれた時から泣き相撲に参加させたいと考えていた」と話し、千葉県流山市から参加した子どもの父親は「なかなか面白かった。すぐ泣くのかなと思っていたら、意外とこらえていて、成田屋のお三方に泣かせてもらっていい思い出になった」と話す。

 ベビーカーで子どもを連れたオランダからの観光客、リサンヌ・スライターさんとルーベン・スライターさんは「何か音が聞こえるなと思って見に来た。とても興味深い風習があるのだなと思った。うちの子どももすくすく育ってくれるといい」と話していた。

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