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隅田川で「とうろう流し」 戦後復興を祈念して始まった夏の風物詩

浅草夏の夜まつり とうろう流し

浅草夏の夜まつり とうろう流し

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 「終戦の日」の8月15日、隅田公園内親水テラスで「浅草夏の夜まつり とうろう流し」が開かれる。

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 「流灯会(りゅうとうかい)」の名でも知られる同イベントは1945(昭和20)年に起きた東京大空襲の復興祭として、1946(昭和21)年に隅田川で灯籠(とうろう)流しを行ったことが始まり。1966(昭和41)年に隅田川両岸で始まった防潮堤整備のために一時閉幕していたが、「隅田川親水テラス」の整備が進み2005年に再開した。昨年は1万1000人を動員し、約2500基の灯籠が隅田川に浮かんだ。

 戦後は「故人の冥福を祈り、平安を願う思い」と共に流された灯籠。かつては花火や吹奏楽の演奏も行われ、隅田川に集まった見物客の中には、海外からの観光客も多かったという。現在では高さ約20センチほどの灯籠を、水流のある滑り台から川面に流す。

 祭りの最後には、東京都ヨット連盟、日本大学ヨット部、中央区ヨット連盟、ボーイスカウト東京連盟さくら地区が協力し、灯籠を回収する。関係者は「イベントを通じて浅草の水辺に親しんでほしい」と話す。

 開催時間は18時45分~20時頃。灯籠受付は14時から、隅田公園入り口の水上バス乗り場前(なくなり次第終了、事前予約可)。

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