台東区中央図書館(台東区西浅草3)で3月15日・16日、「ぬいぐるみおとまり会」が開催された。
アメリカではメジャーなイベントとして各地で開催されている同イベント。当日は、子どもたちがお気に入りのぬいぐるみを抱きながら「おはなし会」に参加。子どもたちは「ぬいぐるみ」に絵本を読んだり、子守歌を歌ったり、ぬいぐるみを寝かしつけたりした後、「おやすみ」「また明日ね」と話しかけてから図書館を後にした。
その後、図書館がぬいぐるみを預かり、それぞれのぬいぐるみが図書館で過ごす様子を職員が撮影し、子どもたちにリポート。同館の「たいとうしろねこ」というぬいぐるみがナビゲーター役を務め、閉館後の夜の図書館を探検したり、好きな絵本を読んだり、パソコンで本を検索するなどのほか、それぞれのぬいぐるみがお気に入りの絵本を見つけるという設定を組み込んだ撮影が行われ、アルバムにまとめられた。
翌日迎えに来た子どもたちは、アルバムを手渡されると、ぬいぐるみを抱きながら興奮した様子で写真を見入り「とてもうれしそうにはしゃいでいた」という。「ぬいぐるみが選んだ絵本は貸し出しが可能。任意だが、ほとんどの子どもがうれしそうに借りて帰った。これを機に図書館へ足を運んでもらえたらうれしい」と同館職員の松村恭子さん。
図書館や本に関心を持ってもらうことを目的とした同イベントは日本では始まったばかり。次回開催日は企画中だが未定。