台東区循環バスの新ルート「ぐるーりめぐりん」が1月31日、運行を開始する。
新ルートは台東区役所を起点に、三ノ輪、清川、橋場から隅田川沿いに浅草駅を通り、蔵前、鳥越、浅草橋を経由して同区役所へ戻る「時計回り」。同区北部の「北めぐりん」と、南部の「南めぐりん」が反時計回りで運行しており、新ルートの開通により双方向の利便性が向上する。一周の所要時間は約80分。「東西めぐりん」との乗り継ぎも可能で、「浅草駅」と「台東区役所」2カ所のバス停で対応する。
同循環バスの新ルート運行開始に伴い、東京都交通局は同日から都営バス「東42乙」系統のダイヤを改正し運行本数を大幅に削減する。
同系統は南千住駅南側の「南千住車庫前」と「浅草雷門」を結ぶルートで、清川や今戸など北東エリアを運行している。浅草雷門から清川方面へ向かう北上ルートはこれまで、同循環バス「北めぐりん」とほぼ並走しているが、同循環バスの新ルートが清川エリアから浅草雷門方面へ南下するコースをとるため、2路線と並走することになる。
改正後は浅草雷門行きが平日43本、土曜42本、日曜・祝日30本から各日8本に、南千住車庫前行きが平日40本、土曜41本、日曜・祝日30本から各日8本になる。
一方「ぐるーりめぐりん」は、同系統と並走する清川一丁目バス停を基準に、平日は7時53分発から約20分間隔で39本、土曜・休日は8時53分発から同36本運行する。「北めぐりん」は浅草駅バス停を基準に、平日は7時発から約15分間隔で54本、土曜・休日は8時発から同50本運行している。
同日からめぐりん全車両で、「PASMO」「Suica」などの交通系ICカードの使用も開始する。