都営大江戸線蔵前駅近くにピクセルデザインブランド「TOKYO PiXEL.(トーキョーピクセル)」(台東区寿3、TEL 03-6802-7870)の旗艦店がオープンして1カ月がたった。
レトロゲーム画面の図柄「ドット絵」をデザインに取り入れた商品が特徴の同ブランドは、これまでにさまざまな場所で期間限定ショップとして出店、話題を集めてきた。同店限定商品や、パックマンやスターウォーズなどのコラボ商品、「手芸ミニチュアマスコット」のカプセルトイ、デッドストック商品、クロスステッチセットなども取り扱う。
刺しゅうデザイナーで同ブランド代表の大図まことさんは、以前酒屋で働いていたときに、友人からもらった刺しゅう本がきっかけで、趣味としてクロスステッチを楽しんでいたという。当時は花や動物などかわいらしいデザインの見本しかなく、自分好みのテイストで作り始めたことが活動のきっかけとなった。クロスステッチの特徴がドット絵に通じることから、刺しゅう以外にもドット絵でさまざまな商品を展開してきた。
2008年には、昆虫や恐竜、ロボットなどの「男の子っぽいテイスト」の図案を集めた「ぼくのステッチ・ブック シンプルでかわいいクロスステッチのおもちゃ箱」を発売。「これまでの刺しゅうのイメージとは180度違う」と注目を集め、活動の範囲は手芸だけにとどまらず、カルチャーやアートシーンにも影響を与えてきた。現在は新しい刺しゅう本出版に向けて制作中だという。
大図さんは「実店舗という特性を生かし、商品販売だけではなくワークショップなどのイベントも行い、いつ来ても楽しい店にしたい」と意気込む。
営業時間は12時~19時。