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奥浅草まつりで「おいらん道中」再現 狐舞ひ・吉原木やりも披露

「奥浅草まつり」で披露された「おいらん道中」

「奥浅草まつり」で披露された「おいらん道中」

 「奥浅草まつり」が3月15日、隅田公園(台東区浅草7)の山谷堀広場で開催された。メインイベントとして、吉原で最高位の遊女が歩いた様子を再現する「おいらん道中」が広場内で2回行われた。

おいらん道中で花魁とその後ろを歩く新造(しんぞう)

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 記念式典で、実行委員会副会長の不破利郎さんは「この地に引き継がれてきた文化と、伝統芸能の雅やかさを一堂に会して幕開けを迎えられた。先人たちが紡いできた所作・音・物語に敬意を表し、現代にふさわしい形で魅力を共有したい」と開会を宣言した。

 実行委員長の井桁凰雄(こうゆう)さんは「江戸時代の形はどうだったのかを探し始め、地元や伝統を継承する方々の協力により『本当の形』といえるおいらん道中が完成した。歌舞伎座でも使われるような絢爛(けんらん)豪華な衣装や本物の所作をご覧いただければ」と呼びかけた。

 服部征夫(ゆくお)台東区長は、昨年のNHKの大河ドラマ「べらぼう」で吉原が取り上げられたことに触れ、「吉原周辺に多くの方が訪れ、奥浅草の活性化が図られた。これからも江戸台東の魅力を広く発信していきたい」と話す。

 「おいらん道中」は、金属の棒を鳴らして先導する金棒引きを先頭に、手古舞(てこまい)、禿(かむろ)、花魁(おいらん)、新造(しんぞう)の順に隊列をつくる。最高位の遊女である花魁は高いげたを履き、足を外側へ回す「外八文字」という独特の歩法で歩みを進める。この歩みを目の当たりにした見物客は感嘆の声を上げていた。

 ステージでは、浅草たいこばん、東京浅草組合芸妓(げいぎ)、邦楽、吉原木やり、二丁鼓、狐(きつね)舞ひ、掛け見世(客人が花魁となじみとなる場を再現)、さかずきごと、キセルごとも披露した。

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