鳥越の「おかず横丁」(台東区鳥越1)で1月17日、餅つき大会と共に、職人や作家によるイベント「ものづくり横丁」が開催される。
同商店街のシューズブランド「cloom(クルーム)」店主の本間康之さんが、徒蔵(かちくら)エリアの複合ものづくりイベント「モノマチ」の参加者たちと「おかず横丁で月1でイベントをしたい」という会話から実現した。当日は、ワークショップや実演販売、雑貨販売、占いなどを予定する。
出展は、「cloom」(靴)、「さくら本舗」(和小物)、「ローズココン」(レディースアクセサリー)、「MiSuZuYa」(くるみボタン)など。
ワークショップは「レザーブックカバー」や「古布でつくるストラップ」、「即興レジンアクセサリー」、「くるみボタン作り」など。
かつては「浅草六区より活気があった」とも言われる同商店街。共働き家庭を助ける総菜店なども多く軒を並べたが、時代の変化により町工場が減り、店主の高齢化などで年々シャッターを下ろす店が増えていることから、「この状況をどうにかしたい、おかず横丁に活気を取り戻したい」とイベントを企画した。
同商店はシャッター商店街ではあるが、百貨店にも出店している「郡司味噌(みそ)漬物店」や、行列ができる和菓子店「港屋」、孤独のグルメで紹介された居酒屋「まめぞ」などの有名店がある。大正時代から続く歴史ある商店街でもあり、東京大空襲の戦火を逃れ昭和初期の街並みが残ることでも知られている。
本間さんは「商店街の人たちに喜んでもらいたい。今後も低予算で楽しいイベントを月1で開き、おかず横丁を盛り上げていきたい」と意気込む。
同時に開く餅つき大会は「鳥越本通り商盛会」主催。通りすがりでも参加可能で、きな粉、餡(あん)、大根おろし、納豆の4種の味を用意する。
開催時間は11時~17時。餅つき大会は餅が無くなり次第終了。