鳥越おかず横丁（台東区鳥越1）で9月27日、「おかず横丁さんま祭り」が開催される。主催は、鳥越本通り商盛会おかず横丁。

　期間中、同商店街で買い物をした人を対象に、先着で500本の焼きサンマが振る舞われる。ほかにも落語家の春風亭一蔵（いちぞう）さんの独演会（無料）や、さまざまな店舗が当日限定のサービスを提供。東日本大震災の支援募金箱も設置される。

　同商店街は明治末期から大正年間にかけて、点在していた店舗が関東大震災後の市区改正を機に発展した商店街で、もともと町工場が多く共働き家庭が「おかず」を買い求めたことで「おかず横丁」という愛称がついた。8月に「孤独のグルメ」で紹介された「まめぞ」や、かき氷で有名な和菓子店「港家」などの名店も。

　有志でイベントに参加する靴店「クルーム」店主の本間康之さんは、「おかず横丁をいつも利用してくれる人も、来たことがない人も、たくさんの人に来てもらい旬のおいしいサンマを食べて、下町の商店街を楽しんでほしい」と話す。

　開催時間は11時～。春風亭一蔵さん独演会は、12時と13時30分の2回。