新御徒町駅近くの「台東デザイナーズビレッジ」(台東区小島2、TEL 03-3863-7936)で3月3日、即興パフォーマンス集団「ロクディム」によるコミュニケーション講座が開催される。
同セミナーは「笑いながら、楽しみながら、コミュニケーションについて学び・体験する」という即興パフォーマンスライブ、講義、ワークショップを組み合わせたもので「特別編」になるという。講師の「ロクディム」は「この瞬間を一緒に笑おう」をキーワードに、台本を使わずにアドリブで「自分を表現」しながらストーリーを作り上げていくという独自のパフォーマンスが特徴。同団体主宰の渡猛さん、カタヨセヒロシさん、小田篤史さんの3人が参加する。
「自分を表現する」ということは「他者との違いを表現する」ことで、日本では他人と違うことをアピールすることに対して不安を抱く人が少なくない。「人からよく見られたい、失敗したくない、嫌われたくない、人とどう関わったらいいか分からない、とコミュニケーションについ苦手意識を感じてしまう人も多い」と同施設の村長・鈴木淳さん。「アピールが苦手な下町の人たちや、クリエーターたちにぜひ受講してほしい」とも。
鈴木さんは「CLASKA」(目黒区)の広報責任者である速水真理さんに「ロクディム」のライブをすすめられ、足を運び、衝撃を受けたという。速水さんは「人生は決められたせりふも筋書きもない、アドリブの即興ドラマ。即興力を身につけることで、その物語は今後きっと一層ドラマチックで面白い展開になるのでは」と言葉を寄せている。
面白法人カヤックや名古屋大学など多数の実績を持つワークショップでは、参加者に「芝居」を強制するものではなく、即興を取り入れたエクササイズを通して、楽しみながら気づきを得てもらう内容だという。講座修了後、隣接会場で懇親会も開く。参加費は1,000円程度。
開催時間は第1部が17時~。第2部が19時~。受講無料。定員各30人。