食べる

浅草で外国人観光客を取り込む「おもてなし」-スクエアリーダー導入も

スタッフの佐藤雄太郎さんと店長の空閑顕さん

スタッフの佐藤雄太郎さんと店長の空閑顕さん

  • 0

  •  

 つくばエクスプレス浅草駅近くの和食店「浅草おと」(台東区浅草2、TEL 03-5830-7720)の「おもてなし」が評判を集めている。

[広告]

 同店は「出汁(だし)と日本酒」をコンセプトに、日本酒のアテとして出汁を提供している。英語メニューも用意しており、外国人観光客にも対応。「日本人だって海外に行けば初めての店は緊張する。楽にしてもらいたいから普通に接する」ことが店長の空閑顕さんなりの「おもてなし」だという。「そのために片言でしか話せない英語のスキルを上げなければ」と笑う。

 一方で、2011年観光庁の外国人旅行者に対するアンケートで「両替・クレジット決済ができない」ことが不便・不満の2位に上がっていることに着目。オーナーの寺村英雄さんとの関わりで、3カ月前からクレジットカード読み取り端末「Square(スクエア)リーダー」を導入した。いまではカード払いの客が半数を占めるという。Squareリーダーとは、スマホやタブレットのイヤホンジャックに接続して利用する小型のカードリーダーで、現在、全世界の約4万店で導入されている。

 浅草ではまだ同サービスを導入している店は少ないが「外国人観光客の増加に伴い、じわじわ増えていくのでは。手軽に始められるので、もっと知ってもらえれば」と空閑さん。浅草の外国人観光客に対する「おもてなし」の広がりに期待する。

 主なメニューは「ふわふわ焼き手羽先」(380円)、「蟹(かに)あんの茶碗(わん)蒸し」(520円)、「サバへしこの炙(あぶ)り」(630円)、「タイの塩辛」(680円)、「鳥とじゃが芋の大葉アヒージョ」(810円)、「アンコウ鍋」(1,600円)など。

 ドリンクは「群馬泉」「醸し人久平次(かもしびとくへいじ)」「山形正宗(やまがたまさむね)」「天の戸 美穂(あまのとうましね)」「陸奥八仙(むつはっせん)」「No.6 R-type」(以上650円)、「琥珀(こはく)の時」(680円)、「ウーロン茶」(250円)など。

 2月28日には東北の酒を集めた「利き酒会 オキの酒」が開催される。日本酒6種の飲み放題と7種の料理を提供する。参加費は5,000円。

 営業時間は17時~24時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース