都営浅草線蔵前駅近くに2月11日、「ダンデライオンチョコレート ファクトリー&ストア蔵前」(台東区蔵前4)がオープンした。
米サンフランシスコで2010年に創業したクラフトチョコレート会社「ダンデライオンチョコレート」の海外初出店となる同店。日本法人代表は昨年「ブルーボトルコーヒー」を日本に立ち上げ、ブームを起こした堀淵清治さん。数カ月前から注目されていたこともあり、オープン初日の開店前に約200人の行列ができた。訪れた客は「カフェのホットチョコが濃厚でおいしかった」「オープンをとても楽しみにして来た。自分用とバレンタイン用にも購入した」と口にしていた。
店舗は、1階が製造工程を間近で見られるチョコレートファクトリーとスタンド形式のカフェ、2階はカフェとワークショップスペースで構成。今後はじっくり見学できるファクトリーツアーや、豆の選別や焙煎(ばいせん)からこだわるチョコレート作りワークショップなどを予定する。
同社はカカオ豆とサトウキビから作るケインシュガーのみの「Bean to Bar」という新ジャンルのチョコレートを手作りで製造。乳製品や添加物を使わず、カカオ豆の風味を純粋に味わうことにこだわり、コーヒーのように豆の産地ごとの違いを楽しめる特徴を持つ。
もともとIT起業家だったトッド・マソニスさんとキャメロン・リングさんが2008年、ガレージでクラフトチョコレートを作り始めた。「Bean to Bar」ブームの中、素材から製造全てにこだわり、業界をリードする一社といわれる。
主なメニューはチョコレート(1,200円~)、パプアニューギニア・スモア(450円)、ヨーロピアンホットチョコレート(530円)、ブラウニーバイトフライト(630円)、ダンデライオン・チョコートチップクッキー(330円)など。
営業時間は10時~20時。