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浅草神社に江戸千住ネギ 五穀豊穣願い365本、奉納後は振る舞いも

手作業で苗を植えた江戸千住ネギ

手作業で苗を植えた江戸千住ネギ

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 浅草神社(台東区浅草2)に2月11日、「江戸千住ネギの日」に合わせて365本のネギが奉納された。最終日の13日には先着100人に無料でネギが配られる。

奉納された江戸千住ネギ

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 創業131年の「浅草葱善(ねぎぜん)」(千束3)が同神社に奉納するネギは、「江戸千住葱」という江戸時代から代々受け継いだ種を使い、浅草で苗まで育ててから茨城の有機農家で栽培する。今年で7年を数え、毎年五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を祈願し奉納する。

 千住には日本で唯一、長ネギだけを扱う市場があり、千住ネギは飲食店への卸がメーンで一般の手に渡ることはほとんどなかったという。同社は年末に年越しそばのセットをネット販売するほか、さまざまなイベントにも出店している。

 社長の田中庸浩さんは「昨年は苗を育てる時期の天候不良で小さな苗になってしまった上に、大雨で畑のすぐ横の鬼怒川が氾濫して畑がぬかるみ、機械が使えず全て手で植えた。不安要素が多かったが甘くておいしいネギに育った」と話す。

 田中さんは「去年は50本を配ったが、もっと多くの人に江戸千住ネギを知ってほしいと思い100本用意した。ぜひ手に入れて味わってもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 奉納ネギの引き上げは13日の15時~。

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