浅草六区ブロードウェイ(台東区浅草1)で4月16日、オープンカフェ社会実験を実施する。主体は六区ブロードウェイ商店街振興組合。
社会実験としてカフェやマルシェ、キッチンカーなどを出店する「オープンカフェ」と、大道芸などの「イベント」を行う同企画。国家戦略特別区域法による道路占用の事業認定を目指す一環として行う。
国家戦略特別区とは産業の国際競争力の強化と、国際的な経済活動拠点の形成促進を目的に、国が定める区域の規制改革などを推進する施策で、2013年12月13日に制定された。「都市の魅力向上とにぎわいの創出」に向け、同組合が主体となって区域計画の認定を狙う。
認定に向けては「エリアマネジメント」として周辺の環境整備や清掃、植栽の維持や放置自転車などの問題も事業計画に組み込む必要があるという。
同組合理事兼事務局長の安田和章さんは「浅草六区が誕生して130年が過ぎ、興行街として再生するプロジェクトが広がる中、商店街としてどのように整備するべきか、しっかり取り組みたい」と意気込む。
台東区都市づくり部まちづくり推進課の福井敏夫さんは「認定に向けて今回と10月の2回、実験を行う。今回出る課題を10月にクリアできるように支援したい」と話す。
開催場所は浅草演芸場からROX 3Gまで、六区ブロードウェイ約130メートルの区間。出店は「浅草たつみや」「METHOD」「Perfumery K-crew」(以上、ワゴン)、「コールド・ストーン・クリーマリー」「築地銀だこ」(以上、キッチンカー=16日・17日・23日・24日のみ)。
実施時間は11時~18時(10時~19時は自転車・人力車の通行不可。自転車の通過は降りて手押し通行のみ。駐輪禁止。)。今月24日まで。