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浅草六区に地方特化型商業施設「まるごとにっぽん」、12月開業へ

1階生鮮品フロアイメージ

1階生鮮品フロアイメージ

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 「東京楽天地浅草ビル」内(台東区浅草2)1階~4階に12月17日、全国の地方に特化した商業施設「まるごとにっぽん」がオープンする。運営は「まるごとにっぽん」(墨田区)。

信州木工館イメージ

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 「地方紹介のポータルサイト」をコンセプトに、「見て」「食べて」「持ち帰って」東京にいながら旅気分を楽しんでもらおうと開業する同施設。全フロアを巡れば日本の暮らしがわかるという「風土巡礼」をテーマに、全国各地の地産セレクトグルメを取り扱う食物物販店や地方の伝統技術を生かしたものづくりに取り組む物販店舗、20市町村が合同で出店するイベントスペースなど、全4フロア50店舗が出店を予定する。

 1階は「日本一の食の集積」をテーマに、産地直送の生鮮食料品をはじめ、出来立ての総菜など、全国から22店が出店する。ラインアップは、食べると花の香りの余韻が残るという非加熱のハチミツを取り扱うハチミツ専門店「完熟屋」、精米した米の量り売りや、できたておにぎりを販売する「いなほ新潟」、問屋を通さない少量多品種の商品や、流通量の少ない希少な日本酒や国産ワインを販売する「蔵」など。

 「暮らしの道具街」をテーマにした2階は、地方の伝統工芸品や手作り生活雑貨の販売店をそろえる。「信州木工館」は、長野県内の木工職人が作ったオーダーメード家具などを販売する。「URUWASHI」は、福島県会津の伝統工芸「会津塗」の器や箸、会津本郷焼のマグカップや皿など、テーブルウエアを取りそろえる。「茉華 matsurica」(奈良県)は国産のアロマ製品や化粧品、雑貨などを販売する。

 3階はフロア名を「浅草にっぽん区」とし、「旅の窓口」をテーマにしたイベントスペース「おすすめふるさと」を設け、20市町村とコラボレーションして各地からの情報発信や実演、体験の場を創出する。日本の風土や食文化を伝える料理教室「Cooking Studio おいしいのつくりかた」、四季折々の旬の食材を使った料理やドリンクを楽しめるカフェ「M/N」など、「次の旅先が決まる場所」をコンセプトに生産者の思いや技術を伝えながら、各地を体感できるようなメニューを提供する。

 レストランフロアの4階は、愛媛県産の野菜を使ったビュッフェがメーンの「チャーリーズベジタブル東京」、手作りにこだわった家庭的な和食の創作料理を提供する「畑」などが出店する。

 広報担当者は「『手間暇かけた本物の逸品』『全国の隠れた名産品』を日々紹介し、次世代に向けて日本の古き良き伝統や食文化、製品などを後世につなげられれば」と話す。 

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