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浅草六区に新しい観光案内所 「ホワイエ」としての役割構想、興行街復活に一役

多言語対応の窓口に立つキム・ジュリさん(左)

多言語対応の窓口に立つキム・ジュリさん(左)

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 浅草六区ブロードウェイ商店街(台東区浅草1)に4月16日、「六区セントラルスクエア」が完成した。

大型ビジョンを設置した「六区セントラルスクエア」

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 同日、供用を始めた同施設には観光案内所「JAPANKURU(ジャパンクル)コンシェルジュデスク」も新設。グローバル・デイリー(東上野4)が管理運営を行う。

 これまでに訪日外国人向けの情報ウェブサイト「JAPANKURU」を展開している同社では、同商店街が展開する「浅草六区再生プロジェクト ~For the future of the “Rock”~」の一環として同所を実店舗として展開。

 2016年4月現在で世界に22万8000人のファンがいるという「JAPANKURU」を通じ、訪日外国人を浅草へ「誘致」し、道案内や浅草観光プランなどを「おもてなし」のサービスとして提供する方針という。

 提供サービスは英語・フランス語・中国語・韓国語など多言語での「道案内」や、浅草エリアの「観光プランニング」、訪日観光客向けの「商品サンプリング」、ドリンクや軽食の「コーディネートサービス」(予定)など。複数言語に対応できるスタッフが常駐し対応する。

 設立メンバーでもあるチーフプロデューサーのキム・ジュリさんは「ありふれた浅草はだいぶ知られてきた。浅草のディープなところや、訪れる外国人が『知りたい』と思う日本を紹介していきたい」と意気込む。

 同施設にはこのほか、国内外の観光客向けに興行チケットを販売する「Tickets Today Asakusa」、揚げ団子店「浅草 甘辛団子」が出店するほか、「屋外大型ビジョン」と「Wi-Fiタワー」を設置し、無料Wi-Fiサービスを提供する。

 Wi-Fiは位置情報と連動した広告にも活用し、大型ビジョンで配信。収集した「人の流れ」のデータや、ストリートパフォーマンスやイベント開催支援のための電子マネー、仮想通貨決済プラットフォームの提供などWi-Fiインフラ整備を進めて、地域の文化活動に貢献するという。

 同施設はエンターテインメントを中心とした国内外観光客の憩いや休息の場となることで、「ホワイエ」の役割を担い、「浅草の興行街復活を支援する」としている。

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