浅草寺近くの都立産業貿易センター(台東区花川戸2)で6月16日・17日、革と皮革関連資材のトレードショー「第94回東京レザーフェア2017 S/S Collection」が開かれる。主催は協同組合資材連(浅草6)。
日本最大の規模で毎年春と秋に開く同イベントは今季で94回目を数える。「ジャパン・スタンダード」をテーマに、「日本だからこそ革に与えられる価値」を見直し、「メード・イン・ジャパン」を超える革や皮革関連副資材の新しいスタンダートを提案するという。
16日は、12月6日・7日に開催する「第95回TLF(東京レザーフェア)」に向けた企業コンペを開催。17日は前日に選ばれた企業と、デザイナー坂部三樹郎さんや三越伊勢丹「TOKYO解放区」バイヤーの寺澤真理さん、繊研新聞の五十君花実さんらによるパネルディスカッションを予定。「デザイナー」「皮革産業」「マーケット」それぞれの見地から多角的な需要や革の使い方、将来性などを模索する。
坂部さんはアントワープ王立美術アカデミーを主席で卒業後、自身のブランド「MIKIOSAKABE(ミキオサカベ)」を設立。アニメやアイドルなどさまざまな日本のサブカルチャーとコラボを行っており、「次世代を代表する日本のデザイナー」との高い評価を受け、今回のコラボ企画に参画する。
そのほか、イタリアのミラノで開催されている世界最大級の革素材見本市「リネアペッレ」から、トレンドセレクション総責任者のアントネッラ・ベルタニンさんが来日し、トレンドセミナーも予定。
今年は「革コン!革のデザインコンテスト2016」の応募期間を7月末まで延長し、新たな価値を生み出す斬新なデザインやアイデアを募集するという。
開催時間は9時~17時(17日は16時30分まで)。入場無料。