都営大江戸線新御徒町駅近くの硝子(がらす)問屋「木本硝子」(台東区小島2、TEL 03-3851-9668)のショップ&ショールームが3月24日、リニューアルオープンした。
リニューアルしたショールームでは、日本酒の味と香りを引き出すよう設計した「es」シリーズや、米の形状をデザインに取り入れた「Mai」など、取り扱うグラスは全て酒や茶を試飲できるようにした。3代目の木本誠一さんは「実際に体験してみるのが一番。グラスの形状によって味がこれだけ変わるという驚きをリアルに感じてほしい」と話す。
「伝統を守り、伝統を進化させる」ことを使命に取り組む同社は、2013年に世界初となる黒い江戸切り子を発表。経済産業省のプロジェクト「The Wonder 500」、「第5回東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞」、「第1回NIPPON QUEST AWARD」モノ部門グランプリなど数多く受賞したほか、海外の展示会にも積極的に参加。国内外のデザイナーや職人と組み、「これからの食・酒スタイルの提案」を続けている。
3代目の木本誠一さんは「外国人も多いこの街で、グラスをアピールしていきたい」と意気込む。新店舗ではグラスを使った定期的なイベントも予定する。
営業時間は9時~18時。土曜・日曜・祝日定休。