浅草の日本舞踊貸衣装・着付け店が30周年-「浅草を着物で楽しんで」

2代目社長の市川雅章さん

2代目社長の市川雅章さん

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 つくばエクスプレス浅草駅近くの市川衣装(台東区西浅草2、TEL 03-3844-9856)が設立30周年を迎えた。

 同社は1985(昭和60)年、日本舞踊の貸衣装と着付けを専門に設立。最近の日本舞踊界の高齢化で稽古や会に参加する人が減り、「浅草を着物で楽しんでもらおう」と昨年から手ぶらで気軽に街歩きが楽しめる「おしゃれ着物レンタルプラン」を始めた。手作りストラップやマグネットなどのグッズも販売。日本舞踊の着付けは、依頼があれば全国どこへでも行くという。

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 若くして初代である父親を亡くした2代目社長の市川雅章さんは、一人前の日本舞踊の着付け師になるまでに、現場で衣装を運ぶなどの下積みを経て10年。日本舞踊は曲により衣装や着付けが変わるため、何通りも覚えなければならず「今でも着付けたことがない曲がある」という。近年では演歌や歌謡曲に振りを付けた「新舞踊」というジャンルに人気が集まり始めた。しかし、「若い踊り手が増えればいいが、衣装から月謝まで高価すぎて敷居が高いので難しい」と市川さん。「それよりも、もっと普通に着物を気軽に楽しんでもらいたい」とも。

 同店の着物レンタルは、保証金を支払えば延長料金なしで1泊の利用もできるため、パーティーや屋形船での利用も可能。成人式で初めて着物を着た時に、帯が苦しくて着物を嫌ってしまう若い人もいるが、「苦しくない着付けをスピーディーに行う。訪問着なら約15分で着付けることができる」と市川さん。今後は「欧米でも着付けをやりたい」と意気込む。

 料金は、「本藍染め巾着(きんちゃく)」=500円、「着付け」=3,000円~、「おしゃれ着物レンタルプラン」「浴衣レンタルプラン」=各5,000円、「男性浴衣レンタルプラン」=4,000円。

 営業時間は10時~17時。水曜定休。

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