都内最古の神社で人形供養 大切な人形にお別れを

さまざまな人形が奉納された

さまざまな人形が奉納された

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 都営浅草線蔵前駅近くの「第六天榊神社(だいろくてんさかきじんじゃ)」(台東区蔵前1)で5月16日、人形メーカー「久月」による「人形報恩祭」が行われた。

 同供養は、両親や祖父母に買ってもらった人形をはじめ、日頃から大切にしていた人形やぬいぐるみなどが「自分たちの無事な成長を見守ってくれた」ことに対して、親や祖父母、人形に感謝して納めるもの。「御霊(みたま)抜き」を行い、たき上げを行う。会場の「第六天榊神社」は都内最古の神社といわれ、1900年の歴史を持つという。

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 集まった人形は、文教大学付属幼稚園に飾られていた人形をはじめ、五月人形、ひな人形、西洋人形、ぬいぐるみ、着せ替え人形、木彫りの人形など約250点。中には約40年前に久月で作られた人形が奉納され、同社社員からは「帰ってきてくれた」と喜びの声も上がった。

 一連の供養が終わった後、並べられた人形に手を合わせる人や写真に納める人、目に涙を浮かべる人、それぞれ人形に別れを告げていた。

 これまで同社は、明治神宮で秋に行われている「人形感謝祭」に毎年納めていたが依頼数が増え、4年前から同神社で春に行うことにしたという。久月の社長・横山久吉郎さんは「浅草橋は人形の町。今後、ほかの人形メーカーにもこの行事に参加してもらえたら」と話す。

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