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浅草のすし店で体験プログラム 訪日観光客向け、にぎりずしや刺し身体験

体験後に笑顔を見せる参加者

体験後に笑顔を見せる参加者

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 浅草雷門近くのすし店「鮨鶴岡」(台東区浅草1、TEL 03-6802-7173)は8月24日、訪日観光客向けのすしにぎり体験プログラムを開く。

広めのカウンター越しに立つ店主の鶴岡さん

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 2回目の開催となる同プログラムは「にぎり」を5貫と「手巻き」を1本、「刺し身」を3切体験。参加者が自国に帰っても作ることができるよう、店主の鶴岡聡さんが構成を考案、直接指導する。「和食が世界的に認知されてきたことで、すしも身近に感じてほしい」と狙いを話す。体験後には全員で「試食」する時間も設ける。

 カウンターは食材をしまうネタケースを設置していないため、鶴岡さんがにぎる手元や包丁さばきは目前で見ることできる。外国人の大きなリアクションは新しいコミュニケーションのきっかけになり、「普段とは違う魚や野菜の切り方、包丁の使い方に驚きや喜びの声が上がる」という。

 企画・運営するコムブリッジ(新宿区四谷1)企画制作事業部の服部美樹さんは「ニッチでディープな日本を知って、触れて、ファンになってほしい。プロから直接教わり、うれしそうにする参加者を見て手応えを感じる」と話す。

 鶴岡さんは「カウンターは板前にとって『舞台』。これからも回を重ねてたくさんの訪日客に『エンターテインメント』を演出、提供していきたい」と意気込む。

 台東区が発表した最新調査によると、浅草地区の年間外国人観光客数は推計約326万人で、同地区を訪れる観光客数全体の18.1%と推定される。台東区全体の来訪リピート率は80%を超える高水準で、今後はリピーター対策も鍵を握るとみられる。

 開催時間は11時~13時30分。参加費は3,500円(参加資格は訪日外国人のみ)。定員は最大8人(定員に達し次第締め切り)。

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