御徒町・蔵前・浅草橋エリア一帯で5月26日から、複合ものづくりイベント「第9回モノマチ(モノマチナイン)」が開催される。
古くから製造・卸の集積地として歴史を持つ、台東区南部の御徒町~蔵前~浅草橋にかけて約2キロ四方のエリアを歩きながら、「街」と「ものづくり」の魅力に触れる同イベント。約170店のメーカー、問屋、職人工房、飲食店などが参加し、それぞれの店舗でイベントやワークショップなどを行う。
恒例となった「台東デザイナーズビレッジ」(台東区小島2)の施設公開や、エリア内の工房を見学する「職人ツアー」、「おかず横丁」(鳥越1)のフードコートに加え、今年は「佐竹商店街」(台東3)で子どもを対象とした「子どモノマチ」や「インスタグラムプリントサービス」などを行うほか、毎年「2k540」(上野4)で行われてきたマーケットを、御徒町駅南口の「おかちまちパンダ広場」でも開く。
開催7回目から各回のテーマをロゴマークで表現している同イベント。9回目の今年は数字の「9」を、探検・探索を意味するクエスト(quest)の頭文字「q」と、虫眼鏡のイメージを融合したデザインで表現。「参加者だけでなく出展者にもいろいろな発見をしてほしい」という思いを込めたという。
古民家ギャラリー「しあん」(東上野1)のオーナーで同イベント初の女性実行委員の坂東宏実さんは「モノを作るって楽しい、ワクワクする、そんな発見があるイベントに仕上がった。ものづくりだけではなく、この街の魅力も発見しに来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は店舗により異なる。今月28日まで。