浅草で「世界一おいしい日本酒」決めるコンペ 中田英寿さん発案のラベルデザイン賞も

審査を見守るラベルデザイン部門の発案者、中田英寿さん

審査を見守るラベルデザイン部門の発案者、中田英寿さん

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 浅草の東京都立産業貿易センター台東館(台東区花川戸2)で5月19日、「世界一おいしい酒」を決める「SAKE COMPETITION 2017」の結審が開催された。

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 日本酒文化の普及を目的とした同コンペティションは一般非公開で行われ、吟醸部門、純米酒部門、純米吟醸部門、純米大吟醸部門、Super Premium部門、発泡清酒部門のほか、PRを務めるサッカー元日本代表の中田英寿さん発案のラベルデザイン部門を加え、全7部門を過去最多の計445蔵と1729点の出品酒から選出する。

 17日に先だって行われたラベルデザイン部門の審査は、クリエーティブディレクターの水野学さんが審査委員長として参加。「『美しい味』で『美味しい(おいしい)』と書く国なので、その美しさが世界に広がるようなデザインを期待している」と審査に臨んだという。中田さんは「日本酒がおいしいだけではなく、ラベルデザインの素晴らしさも広めていけたら」と話した。

 同コンペティションは蔵元にとって知名度を上げるチャンスとして、ラベルデザイン賞、ダイナースクラブ若手奨励賞、JAL賞を設けている。ラベルデザイン賞の副賞は審査員を務めるデザイナーが、商品ラベルをデザインする権利が得られる。次世代の日本酒の作り手を応援する目的で創設したダイナースクラブ若手奨励賞は35歳以下の杜氏(とうじ)に授与、販売拡大や商品PRを支援する。JAL賞に選ばれた酒は日本航空の国際線ビジネスクラスで提供する。

 結審の最終結果は6月5日の表彰式で発表する。

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