浅草エリアの商店街は現在、商店街活性化を目的に位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」を使ったイベントを開催している。主催はマピオン(東京都港区)。
隅田川を挟み墨田区商店街振興組合連合会と合わせ8商店街がタイアップして行っている同イベント。設置した24のスポットを周遊するモバイルスタンプラリーのほか、対象店舗で買い物をしてゲームアイテム付カード「くにふだ」を獲得するという構成で、購買や回遊を促進し、商店街の活性化を支援する。
古くから文化や経済面で交流をしてきた台東区と墨田区は今年、姉妹区提携40周年を迎えた。同イベントで買い物時に進呈するゲームアイテム付きカード「くにふだ」は、両区の友好の象徴「桜橋」をモチーフにした絵柄をデザイン。エリアや店舗で獲得する絵柄が異なり、全種類を集めるために参加者が各店舗を回遊することで、両エリアの相互集客を図るという。
参加者は「一流スパイ」に扮(ふん)し、浅草エリアの商店街8カ所と、墨田区16カ所のスタンプラリースポットを回遊。キャンペーンポスターの2次元バーコードを読み取り、位置情報を送信して攻略する。このほか買い物時に入手できる「くにふだ」裏面の同バーコードで、スパイスキルや武器を入手しながらミッションを進める。
「くにふだ」は浅草、墨田でそれぞれ4種類(全8種類)。期間中、約200の対象店舗で500円以上の商品を買い物すると1枚進呈される。
花川戸商店会会長の諏訪信幸さんは「下町にひっそりと隠された『素晴らしいもの』に気づくきっかけになればうれしい。ぜひケータイを片手に観て、食べて、買って、泊まって浅草と墨田の魅力を楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
浅草エリアではこのほか「浅草ひさご通り商店街」「浅草北部ことぶき商店会」「アサヒ商店街」「一葉桜国際通り振興会」「かっぱ橋本通り公西会商店街」「六区花道商店会」「千束通商店街」が参加する。
参加無料(パケット通信料は参加者負担、一部アイテムに課金制あり)。「国盗り合戦」アプリが必要。「くにふだ」の在庫がなくなった店舗はその時点で開催終了。12月5日15時まで。