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浅草で忍者になりきるカフェ 手裏剣、吹き矢、抜刀、フード提供時には「忍法」も

ニューヨークから訪れた男の子を前にデモンストレーションする社長の矢野智之さん(右)と、スタッフの忍者マスター秋山智惟さん(左)

ニューヨークから訪れた男の子を前にデモンストレーションする社長の矢野智之さん(右)と、スタッフの忍者マスター秋山智惟さん(左)

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 つくばエクスプレス浅草駅近くに7月1日、カフェ&バー「NINJA Cafe & Bar」(台東区西浅草3)がオープンした。運営はHoliday Jack(江東区)。

外国人がイメージする「少し間違った日本」装飾した店舗外観

 「忘れがたい思い出の創出」を目指し、「忍者になれちゃう」をコンセプトにした同店。忍者姿に扮(ふん)した来店客は手裏剣や吹き矢、刀の居合などの「忍者修行」が体験できる。

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 フードメニューは、手裏剣をかたどったドライカレーに竹炭パウダー使用の黒いカレーをトッピングした「忍者カレー」、目前でスタッフが受け皿に素手で点火する「忍法、火遁の術」のプリン(各1,500円)など。「見た目」や提供の仕方にこだわる。

 Holiday Jack社長の矢野智之さんは過去にバックパッカーとして約5年間海外を旅して回った経験を持つ。「旅先で出会う人から、忍者や侍のことを聞かれることが多かった」と振り返る。日本に戻り、エンターテインメントとして忍者の体験ができる施設が意外と少ないことに着目。旅での体験が出店のきっかけになったという。

 同社はこれまで、主に日本人に向けた週末イベントを企画・運営していたが、平日の実施を望む声が多く聞こえるようになり、2015(平成27)年ごろから外国人向けに忍者服を着て巡る浅草観光を始めたところ、口コミから人気に火がついたという。同観光企画は2019(平成31)年4月に累計利用者が1万人を超え、外国人の「忍者」に対するニーズを見いだしたという。

 「浅草イコール日本の文化と理解されている節がある」と矢野さん。外国人来店者の中には職業として忍者が存在していることを疑わない人もいるといい、店舗外観は外国人がイメージしている「少し間違った日本」をあえて装飾しているという。

 スタッフは伊賀で10日前後の「忍者修行」を行う。矢野さんも実際に伊賀へ出向いて得た体験から、店舗入り口の扉をわざと重くし「修行」のストーリーに生かしているという。

 ニューヨークから旅行で訪れ、日本観光の最終日に偶然来店したという親子は「今回の旅行のハイライトになる」と喜んだ。男児が放った手裏剣や吹き矢が的に刺さると、店内には歓声が沸いた。

 今後に向けて矢野さんは「日本の忍者コンテンツの入り口になることを目指したい」と話す。「こういったサービスは東京に限らず、京都、大阪のほか海外でも、日本文化の体験の場として展開してもいい」とも。

 主なメニューは、「忍者体験コース」(2,000円~。コースによりドリンクや食事内容、コスプレなどのセットが異なる)。単品メニューは、「忍者うどん」「忍者パスタ」「抹茶ゼリー」(以上1,500円)、「忍者ー(ジンジャー)エール」(600円)、「ビール(ボトル・生)」(以上800円)など。

 営業時間は11時~23時。

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