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蔵前の革小物ブランドが新作長財布 エキゾチックレザー使用、ユーザーの声もヒントに 

新作を手にするオーナーの高島成央さん

新作を手にするオーナーの高島成央さん

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 都営浅草線蔵前駅近くの革小物ブランド「Re-Bone(リボーン)」が12月24日、新作の長財布「リボーンウォレット・改」の発売を開始した。

スマホも収納できる「リボーンウォレット・改」

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 収納具として2016(平成28)年に特許を取得している同商品。スマートフォンを収納可能の仕様で、財布を閉じている状態でも出し入れできる。パリコレブランドも手掛ける職人の手作りで、新たにDカンと呼ばれる半円形の金具を取り付け、ベルトの装着ができるように改善した。

 アウター素材はエキゾチックレザーの中でも希少性が高いとされるクロコダイルを採用。腹部を使用し財布を平らに広げると、模様が左右対称になるよう裁断している。オーナーの高島成央さんは「財布の差し込み口やベロの部分、ベルトまで各部位ごとに異なる素材それぞれの表情が見える」と話す。

 エキゾチックレザーとはワニやヘビといった爬虫(はちゅう)類のほか、サメやエイなど独自の模様を持つ皮革の総称とされる。希少なものがほとんどで素材によっては加工職人が途絶え、いまある在庫のみというレザーも。店内には「たくさんの人に革の種類や質感を知ってほしい」と、なめした珍しい革を展示している。

 蔵前エリアでは近年、「ものづくりの街」としてイメージが定着。バッグ・財布などの革小物を取り扱う工房やギャラリーが少しずつ増えている。職人時代から若年層へ世代交代もあり、「インスタ映え」を狙うSNSを意識した企画商品も生まれている。

 同ブランドも1967(昭和42)年にエキゾチックレザーの輸入卸販売会社として創設した先代の思いを受け継ぎ、2016年に高島さんが会社を設立して生まれた。

 高島さんは「エキゾチックレザーを若い人にもっと知ってもらい、脚光を浴びる存在にしていきたい」と意気込む。「模様が左右対称になるセンター取りやDカンはユーザーのアイデアがきっかけ。もっといろいろな声を聞いてみたい」とも。

 主な商品は、リボーンウォレット・改(マットブラッククロコ=14万8,500円)、トライアングル・QK(キルティングカロング・キャメル=4万4,000円)など

 営業時間は12時~17時(土曜・日曜・祝日は11時30分~18時)。月曜・火曜定休

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