浅草公会堂(台東区浅草1、TEL 03-3844-7491)で5月9日、「東京タンゴ祭2015」が開かれる。主催は日本アルゼンチンタンゴ連盟とラティーナ。
アルゼンチン建国200年を祝う記念事業の一環として、「東京音楽祭」という名前で2010年に始まった同イベントは今年で6回目を迎える。当初は1回限りのイベントとして開催されたが、多方面からの要望があり例年のイベントとなった。
日本でのタンゴの歴史は古く所説はあるが、ジャズが流行した昭和初期に欧米から日本に入ってきたとされ、ラジオ放送の開始や国産レコードの普及、日本初のダンスホールの完成など、タンゴに合わせて踊る人が増え国内に広まった。日本人タンゴ楽団が数多く結成され、母国のアルゼンチンで演奏して成功を収めるバンドも多く、日本とアルゼンチンのタンゴ音楽による交流も深まったという。
同イベントでは、大御所とされる「京谷弘司クアルテートタンゴ」から、最強実力派といわれる若手「オルケスタ・アウロラ」まで、世界が一目置く日本のタンゴ実力派8楽団が競演するほか、タンゴダンスの世界チャンピオン「ヒロシ&キョウコ」やゲストシンガーの出演も予定する。主催者は「タンゴ愛好家にとっては年に一度の祭りのようなイベントになる」と喜ぶ。
16時開場、16時30分開演。入場料5,000円(当日券は5,500円)。