浅草・蔵前・浅草橋エリアを走る鉄道各線の大みそかの終夜運転状況が出そろった。
毎年多くの初詣参拝客でにぎわう「浅草寺」の最寄り駅である浅草駅へは、東京メトロ銀座線が浅草~上野間で約7分間隔、浅草~渋谷間は約15分間隔で運転する。都営浅草線は全線約20~40分間隔で京成線との直通運転を行う予定。東武スカイツリーラインは浅草~竹ノ塚間で約40分間隔となっている。同じ浅草駅ながら約600メートル離れた国際通りの地下にあるつくばエクスプレスは、通常の最終列車の後に上下線各3本の臨時列車を秋葉原~守谷(一部つくば)間で運転する。
蔵前駅から新御徒町駅を通る都営大江戸線は全線約30~40分間隔で、浅草橋駅を通るJR総武線各駅停車は中野~千葉間で約20~40分間隔で運転する。これらの駅は、1360年余りの歴史と伝統がある「鳥越神社」の最寄り駅となっている。
地下鉄線はそれぞれ、渋谷・新宿・六本木などの主要駅へ直接乗り入れており、上野や新橋などの乗換駅で接続するJR線も終夜運転を行うことから、西東京・神奈川・埼玉・千葉方面とも結ばれ、近年の多様化する大みそかから元旦にかけての年越しイベントなど、双方からの移動需要も見込まれる。