![今戸神社入り口鳥居](https://images.keizai.biz/asakusa_keizai/headline/1430276342_photo.jpg)
都立浅草高校近くの今戸神社(台東区今戸1、TEL03-3872-2703)で開催されている「縁結び会」の登録者が6000人を超えた。
2部にわたり、約60人の男女が集い良縁祈願祈とうを受ける同会。講話を聴いた後には歓談の時間を設け、それぞれの参加者が全員と話をする。神職夫人の市野恵子さんは「皆さん和やかな雰囲気で一日を終えられる」と話す。
縁結びの神とされる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の2柱の神を祭ることでも知られる同社。諸説あるが、古事記・日本書紀にも謳(うた)われ「イザナギ、イザナミは日本の国を創世し、諸神を産み、山海や草木を育てたといわれる男女の神で、古くから産霊(むすび)の神として仰がれ、縁を結び、生産の基盤を固める神」としてあがめられてきたという。
「自ら行動し、縁をつなげられれば」と考えた恵子さんの提案で、2008年10月に開いた「縁結び会」がきっかけとなり、現在では6000人を超える登録者を持つ会になったという。「同じ空間を共有する縁ある人々の幸福を願うことで、自分にも周りの人にも福が来る」と話す恵子さんは「参拝客にも人気の相談役」と、恵子さんの娘で神主の智絵(ともえ)さんも笑顔を見せる。
同社は、良縁を願う男女が多く訪れる「縁結び」と結び付けて「招き猫」を祭る神社としても知られ、ユニークな招き猫が御朱印帳やお守りと共に並んでいる。
開催日は不定期。詳細は神社ホームページで確認できる。