7月28日に開催される「隅田川花火大会」で今年も、モバイル端末向けアプリを活用した新たな取り組みを行う。
東京二大花火大会の一つに数えられる同イベント。アプリ活用の取り組みは、円滑な大会運営と来場者の利便性、満足度向上を目的に、「地域の人や訪れる人が江戸の文化や歴史を学ぶきっかけとなり、東京という『街』への愛着を感じる花火大会」を目指して行う。
基本的な取り組みは昨年同様、ゲリラ豪雨検知アプリ「3D雨雲ウォッチ」を運営するエムティーアイ(新宿区)と協力。気象用「フェーズドアレイレーダ」のデータを活用し、察知が難しいとされるゲリラ豪雨発生の可能性を予測。同アプリをダウンロードしたモバイル端末からプッシュ通知で知らせる。
今年は同アプリに新たな機能を実装する。江戸時代から続く隅田川花火の歴史や見どころ、ポイントや種類といった豆知識、浴衣着用時の雨対策など、「花火大会がより楽しくなるコラム」を大会当日に向け随時配信するほか、第1・第2両会場の最初の打ち上げに合わせてカウントダウン表示を行う。花火が始まると、アプリ上でも花火が打ち上がる。
実施計画概要によると、今年は両会場合わせて約2万発を打ち上げる予定で、観客は95万人を見込む。
打ち上げ開始予定時間は第1会場が19時。第2会場が19時30分。