台東区の循環バス「めぐりん」が9月1日から、一部路線でルートと運行形態を変更する。
台東区役所を起点に区内を一方向循環する「東西めぐりん」は現在、試験運行としてJR上野駅西側の「上野駅・上野公園」バス停を通らず、東側に設置した「上野駅入谷口」臨時バス停へ迂回(うかい)している。これまでの利用状況から9月1日、同ルートへ正式に移行する。
谷中から上野駅へ向かう不忍池付近では土曜・休日のみ、池の西側を回るルートに変更。東側にある「不忍池(弁天道)」バス停は平日のみの停車となる。
同区北部を走る浅草駅が起点の「北めぐりん」は10月1日、台東病院(千束3)で「浅草回り」と「根岸回り」に運行を分割する実証実験を始める。浅草回りの所要時間は約30分で15分間隔の運行。根岸回りは20分間隔、約40分で1周する。浅草方面の「吉原大門」と根岸方面の「竜泉三丁目」の両バス停で無料乗り継ぎが可能。
「南めぐりん」は「北めぐりん」の分割と同時に、「生涯学習センター北(金竜小学校前)」バス停から台東病院までルートを延伸し、1周の所要時間が45分から60分に。両コースの無料乗り継ぎを「台東病院」バス停に変更する。
料金は100円(大人・子ども同額)。交通系ICカード利用可能。各ルートとも、一方向のみの循環運行。「北めぐりん」の実証実験は2019年3月31日までの予定。