都営浅草線浅草駅A2出口近くに1月15日、ギャラリー&カフェ「tenabette(てなべって)」(台東区駒形1、TEL 03-6802-7804)がオープンした。
同店は、手作りマフィンと「SOL'S COFFEE(ソルズコーヒー)」(蔵前3)のコーヒーがメーンメニューで、夜はマフィンにも合う酒が用意されている。ギャラリーとして壁面などのレンタル、イベントスペースとしての貸し出しにも対応。テークアウト可能で、予約販売も受け付ける。
「好きな男と一緒になれるなら、炊事の苦労をするような貧しい暮らしもいとわない」という意味の言葉「手鍋下げても」が店名の由来で、「客のことを思い、愛情を込めた店にしたい」という思いが詰まっている。スタッフ全員、肩書が「もてもて○○」となっており、店名同様愛されるスタッフであるようにという思いが込められている。
店長の松本翔子さんは、店のオープンにも関わった洋菓子店「Hasegawa」(佐倉市)のマフィンのレシピを引き継ぎ、毎日「気まぐれ」で違うマフィンを作っているという。リクエストがあれば過去のマフィンも用意。ホール・カウンター担当の副店長 木村純史さんは、コーヒーの入れ方を「SOL'S COFFEE」で学んだ。松本さんは「SOL'Sさんには仕入れから何からお世話になりっぱなしで、ありがたい」と感謝の気持ちを述べた。
朝7時30分から営業している同店。「おいしい朝ご飯を食べて、体を目覚めさせる場でありたい。朝から元気に過ごしてほしい」と店舗WEB担当の恩田真和さん。松本さんは「地元の人に気軽に利用してもらいたい。ギャラリー展示がある時は、飲食をしなくても見に来て楽しんでもらえたら」と話す。
ギャラリーでは現在、写真家で名古屋工業大学デザイン建築学科の非常勤講師・掘清英さんの写真展「東京サファリ ~1/125秒のなかの消えゆく風景~」が開催中。掘さんが都内を歩いて撮り集めた「絶滅危機にある公園遊具や景色たち」の数々が展示されている。1月31日まで。
営業時間は7時30分~22時。木曜定休。